無免許で電動キックボード運転 神奈川県内初摘発 県警、32歳男性を書類送検 警告受けるも通勤に利用

男性が運転していた電動キックボード=19日、磯子署

 電動キックボードを無免許で運転したなどとして、神奈川県警磯子署は19日、道交法違反などの疑いで、横浜市磯子区に住む契約社員の男性(32)を書類送検した。電動キックボードの無免許運転を摘発したのは県内初。

 書類送検容疑は、昨年8月30日午前6時20分ごろ、同署前の国道16号で、警音器やバックミラーなどが付いていない電動キックボードを無免許で運転した。また、自動車損害賠償責任保険に加入していなかった、としている。

 署によると、男性は昨年7月、大手通販サイトで製品を購入。主に同市中区までの通勤に利用していた。同8月13日に一度、無免許運転や整備不良などについて署から警告を受けていた。

 署によると、男性は警告を受けるまで免許が必要なことを知らなかったといい、「警告後、免許を取得してミニバイクを購入しようと思ったが、せっかくの電動キックボードがもったいなく、通勤に楽だったので乗ってしまった」と供述、容疑を認めている。

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