神奈川県愛川町は19日、認可保育所などに入れない町内の待機児童(4月1日現在)がゼロになったと発表した。町によると、統計が残る2007年度以降初めて。
待機児童数は17年度に16人だったのが18年度には27人に増加。その後は19年度14人、20年度4人、21年度6人と減少傾向だった。
町によると、私立の中津幼稚園(同町中津)が4月から「幼保連携型認定こども園」となり、保育の受け入れが可能となったことが大きな要因という。
4月1日時点の0~5歳児は1294人で、そのうち532人が保育施設への入所を希望。希望する施設に入れないなどの理由で入園しない保留児童数は13人いるという。
町は「来年度以降も官民で連携して保育サービスを充実させていきたい」としている。