神奈川・横須賀への避難民に10万円 市が支援策 市営住宅を用意 一時宿泊所にホテルも

横須賀市役所

 ウクライナからの避難民を支援するため、神奈川県横須賀市は19日、1人当たり10万円を支給するなどの独自の支援策を発表した。

 対象は原則として市内への避難者で、家財道具付きの市営住宅を4戸用意。入居までの間の一時的な宿泊場所として市内のホテルを提供する。

 子どもの生活を支えるために保育施設や幼稚園を紹介するほか、住民登録後に小中学校に受け入れ、日本語指導員を配置する。通訳ボランティアにも協力を求め、就職を希望する人にはハローワークや商工会議所を紹介する。市内企業やフードバンクと連携し、食品を無償提供する。

 19日時点で市内避難者はいないが、市の担当者は「避難する方に少しでも安心して過ごしてほしい」と話している。財源の一部に、市への匿名の寄付によって設立された「よかった ありがとう。」基金を活用する。

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