「命の重み 忘れない」口蹄疫12年 防疫へ決意新た

「口蹄疫を機に防疫への地域一体の取り組みと各農家の意識が向上した」と語る河野宜悦社長=川南町川南

 2010年に口蹄疫の発生が確認されてから20日で12年が経過した本県。激震地の児湯・西都地域の農家は、飼養衛生管理基準を徹底するなど教訓を胸に再開し、生産性の向上や規模拡大など復興を進めてきた。一方で国内外では家畜伝染病の発生が相次いでおり、関係者は「教訓を風化させず、防疫の意識を高めることが必要」と再発防止に向けて思いを新たにした。

© 株式会社宮崎日日新聞社