将来見据え環境対策を 長崎大生と海星高生 若者の意見、田上市長に報告

田上市長に若者の意見を報告する樋口さん(左)=長崎市役所

 昨年11月に長崎市で開催された環境問題に関する市民連携フォーラムに参加した長崎大の学生らが15日、田上富久市長に「将来を見据えた地球温暖化対策に取り組んでほしい」とフォーラムを通じてまとめた若者の意見を報告した。
 フォーラムはサステナプラザながさき(市地球温暖化防止活動推進センター)主催。市が宣言している「ゼロカーボンシティ長崎」実現に向け若者の関心を高めようと、市長や市議と意見交換する場を設定した。
 長崎大環境科学部2年樋口百香さん(19)、同大3年井上颯人さん(20)、同大4年西口卓志さん(23)、海星高3年中島悠翔さん(17)、同校2年原凛花さん(16)の5人が市役所を訪問。樋口さんは「地球温暖化対策は結果が出るまで数十年の時間がかかるが、市民を巻き込みながら優先してほしい」と求めた。
 田上市長は「11月は学生の熱い思いを直接聞けて刺激になった。環境問題への対策を一緒に前進させよう」と応じた。


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