“羊ではない何か”をあやす妻 不安な様子の羊たち 産まれた”何か”の正体は? 「LAMB/ラム」特報

羊から産まれた“羊ではない何か”と羊飼い夫婦を描いたスリラー「LAMB/ラム」が、秋に劇場公開されることが決まり、特報映像が公開された。

公開された特報映像では、ノオミ・ラパス演じる妻マリアの子守唄を終始響き渡らせながら、アイスランドの壮大な自然の片隅でひっそりと暮らす羊飼い夫婦の不穏な姿が映し出されている。産まれるはずのない“何か”をあやす妻とそれを見つめる夫、不安な様子の羊舎の羊たち、羊の瞳のクローズアップ、暗く霧深い大地を走る夫婦が捉えられ、マリアが大切そうに見守る“何か”の正体は分からないまま、映像は幕を閉じる。

「LAMB/ラム」は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていくスリラー。山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、2人が立ち会った羊の出産で、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、その何かに”アダ”と名前をつけて育てることにする。”アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすが、やがて彼らを破滅へと導いていく。

主演・製作を務めるのは「プロメテウス」「ミレニアム」シリーズなどのノオミ・ラパス。監督は、タル・ベーラ監督が指揮するフィルムファクトリー出身で、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソン。本作が長編デビューとなる。第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門「Prize of Originality」を受賞し、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品に選出された。

【作品情報】
LAMB/ラム
2022年秋、全国公開
配給:クロックワークス
提供:クロックワークス オディティ・ピクチャーズ
@2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

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