電脳交通、電脳交通for個人タクシー提供開始 個人タクシー用に機能強化

株式会社電脳交通(以下、電脳交通)は、「電脳交通 for個人タクシー」を提供開始した。4月18日付のプレスリリースで明かしている。

日本全国で地域の移動を支える個人タクシー事業者は、高齢化により半数以上の乗務員が65歳以上となり、平成26年以降の5年間で事業者数が20%減少している。また、個人事業主の集まりであるため協同組合単位でシステムを統一しづらい、事業者1人あたりの設備投資負担が大きいという課題もある。さらに、コロナ禍以降、人の移動が減少するなかで、タクシー利用における電話注文・予約配車の重要度が高まっている。

タクシー会社から立ち上がった電脳交通は、これまで低コストで最新機能を備えたクラウド型タクシー配車システム「電脳交通」を法人タクシー事業者中心に提供してきた。「電脳交通 for個人タクシー」は、個人タクシー事業者が求める機能強化を施したものだ。

具体的には、タブレット1台を車載することで電話注文・配車アプリ・音声通話、全て対応できる。また、工事不要で着脱自由自在 自宅等で注文確認可能だ。パソコンとインターネット環境が配車室にあれば稼働できる。電脳配車室への配車業務を委託することもできる。さらに、個人タクシー向け予約管理機能も近日リリース予定だという。

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