新潟市西区で息子を名乗り160万円を騙し取るオレオレ詐欺が発生、新潟西警察署が捜査を開始

新潟西警察署

新潟西警察署は20日までに、新潟市西区在住の80歳代女性からオレオレ詐欺被害の届出を受理し、捜査を開始した。

新潟西警察署によると15日10時ころから13時ころまでの間、被害者の女性の自宅に病院医師を名乗る男性から、「息子さんが喉の痛みで診察に来た」などと電話があった。その後息子を名乗る男性から、「俺だけど、麻酔のせいで声が変わっている。病院で財布を無くした。財布に入れていた会社のキャッシュカードを無くしたことで生じた会社への支払いが必要だ。お金を用意できないか」などと電話があった。

その後、息子の同僚を名乗る男性から、「息子さんが吐血したので救急車で病院に行く。息子さんの代わりの者がお金を取りに行く」などと電話があり、13時ころに息子の友人を名乗る男性が自宅付近に来たことから、封筒に入れた現金160万円を渡した。その後、不審に思って病院や実の息子に確認したところ詐欺と分かり、警察に届け出たもの。

現金をだまし取った男性は、年齢が20歳代前半くらい、体格はやせ型で茶色っぽい髪。黒色ジャンパーに黒色のズボン、黒色のキャップを身につけていたという。

新潟西警察署の古泉信也副所長は、「今回のような典型的なオレオレ詐欺もまだまだ発生している。1人で判断せずすぐに家族などに相談して欲しい」と注意を呼び掛けた。

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