調査結果発表!2022年4月の政党支持率・内閣支持率・次期参院選の比例投票先は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は4月19日に公開された動画の内容を基に構成しています。

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2022年4月19日に公開された動画のテーマは……毎月恒例!選挙ドットコムリサーチの結果を徹底解説!

JX通信社と共同で実施した、電話×ネットのハイブリッド調査による全国意識調査の結果を解説します。

【関連】【速報】最新の政党支持率・内閣支持率・参院比例投票先は?!ウクライナ情勢への対応評価、野党共闘については……2022年4月選挙ドットコムリサーチ

【このトピックのポイント】

・各政党の支持率は全体的に小動き。維新は無党派層が離れたか

・内閣支持率は増加傾向。「どちらとも言えない」から「支持」へ移行する動きも

・参院選の比例投票先は無党派層の回答が定まらず。今後の動きに要注目

政党支持率の調査結果

2022年3月の政党支持率

まずは前回(2022年3月)の調査結果を振り返ってみましょう。

【関連】調査結果発表!2022年3月の政党支持率・内閣支持率・参院選の比例投票先は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

前回の調査では、立憲民主党の電話調査における支持率にやや上昇がみられたものの、それ以外はあまり大きな動きは見られませんでした。

前回の調査から今回の調査までの期間での、主なトピックは以下の通りです。

・新型コロナ「第7波」への警戒

・ロシアのウクライナ侵攻続く

・ゼレンスキー大統領 日本の国会で演説

・「文通費」改正法が成立

各政党の支持率に直接影響を与えるような話題はそこまで多くなかった今回。

政党支持率には、どのような変化があったのでしょうか。

2022年4月の政党支持率

今回(2022年4月)の調査結果を見てみましょう。

全体的にそこまで大きな動きはありませんでしたが、日本維新の会が電話調査での支持率を2.3ポイント下げたのが比較的目立ちます。

立憲の支持率(電話調査)の11.9%と比べると、やや差がついた感があります。

とはいえ、他の政党と比べると依然として高い水準をキープしていることに変わりはありません。

支持率が下がった原因としては、野党ゆえの露出の低さなどが考えられますが、昨年の衆院選では一定の集票があった日本維新の会。

参院選にむけての動きと、それによって一旦は離れてしまった無党派層をしっかり取り込めるかが今後の注目ポイントと言えそうです。

内閣支持率の調査結果

続いて、2022年4月の内閣支持率を見てみましょう。

政党支持率同様、全体的に見て動きはそれほど大きくないものの、電話調査では支持率に上昇傾向がみられます。

電話調査支持率

これまでの調査では、「どちらとも言えない」と回答する中間層が多いのが岸田内閣の特徴でした。

この傾向は継続しているものの、最新の調査ではこの中間層が少し減少し、その分が支持に回っているようです。

参院選の比例投票先は?

ここからは、今年7月に予定されている参院選の比例投票先の調査結果を見てみましょう。

立憲と維新が数字を落とし、自民と「わからない」と回答する層が少しずつ数字を上げています。

無党派層が、投票先を決めかねている様子が数字に出ているようです。

これからの数か月で候補者が出そろい、選挙運動がはじまり、参院選関連の報道が増えてくるので、それによって無党派層も投票先を固めてくることが予想されます。

現状がどうかというよりは、今後の数字の変化が参院選を占う上で注目ポイントといえるでしょう。

続いて、支持政党を持たない無党派層の比例投票先の変化もチェックしておきましょう。

2月、3月は維新が自民を超えていたのに対し、4月は維新がガクッと数字を落とし、かわりに自民が数字を伸ばす結果となりました。

この数字の変化から、維新を投票先として積極的に選んできた無党派層が、現在は維新から離れている可能性が読み取れます。

離れた無党派層を、維新が参院選にむけて取り戻すのかどうかが今後の注目ポイントかもしれません。

日本政府のウクライナ対応への評価は?

最後に、政府のウクライナ対応への評価についての調査結果を見てみましょう。

ネット調査と電話調査でかなり差が出た結果となりました。

比較的若い世代の回答者が多いネット調査では、政府のウクライナ対応について「どちらともいえない」とする層が半数近くを占めました。

それに対し、40代以上の回答者が多い電話調査では「大いに評価する」「どちらかと言えば評価する」という肯定的な声がかなりの割合を占めています。

この電話調査の結果は、先月と比べても政府対応を評価する声が増加しています。

厳しい対ロシア政策を求める世論に対し、政府対応は一定の評価を受けていると言えそうです。

動画本編はこちら!

JX通信社・米重克洋氏がリサーチ結果を徹底解説!

選挙ドットコムちゃんねるは毎週火・水・木・金曜日の21時公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

調査概要:調査は令和4年4月16日(土)と17日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で995件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。

© 選挙ドットコム株式会社