岡山県の防災ガイドブックから学ぶ「緊急時の正しい行動」【こつこつ防災】

防災に役立つ情報をお伝えする「こつこつ防災」。

今回は、岡山県が作った防災ガイドブック「ももたろうの防災」から「緊急時の正しい行動」に関する内容を紹介します。

大きな地震が起きたときに重要なのは?

大きな地震が起きた直後、命を守るために一番大切なのは「笛」です。大きな地震の場合、生き埋めになり脱出できないことがあります。居場所を知らせるため笛がとても有効です。

阪神淡路大震災では約3万5千人が生き埋めになり、脱出できない状況に陥ったと言われています。水や懐中電灯と一緒に笛も用意しておくと、いざという時の備えになります。

家に居る時に地震が発生したら…

震度6~7クラスの地震が発生した場合だと全く何もできませんので、「机の下に潜る」のが正しい行動です。まずはけがをしないように、机の下などに身を隠して揺れが収まるのを待ちましょう。

地震発生直後の避難方法で最も適切な行動は?

単独行動では危険を伴うことがありますので、「近所の人に声を掛け一緒に避難」しましょう。また、荷物は避難の妨げになるため、必要最低限にしましょう。

避難に適している靴は「運動靴」

大雨で道路が冠水、避難に適している靴は「運動靴(スニーカー)」です。長靴は中に水が入ると動きにくくなってしまうので、動きやすく脱げにくい運動靴で避難しましょう。

食料や水などは最低何日分準備しておけば良い?

また、災害時の食料支援は時間が掛かります。最低でも「3日分」の食料や水など準備しておきましょう。

災害への備えについて聞いてみた

Park KSBアプリで皆さんの備えについて聞いてみたところ、水や食料については40%以上の人が「3日分」、16%の人が「7日分以上」備えていると回答しました。一方、3分の1ほどの人は「備えていない」という結果になりました。

いざというときに必要なものをまとめた防災バッグについては、60%以上の人が「ない」と答えました。

「ももたろうの防災」には、「防災クイズ」の他にも災害への備えや対処方法などが掲載されています。災害時の参考にしてみてはいかがでしょうか。岡山県のホームページからダウンロードできます。

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