川崎市バス料金、本格改定目指して意見公募 28日まで、国土交通省

川崎市営バス(2019年、資料写真)

 国土交通省は28日まで、川崎市バスの料金改定についてパブリックコメント(意見公募)を実施している。27年ぶりの本格改定を目指す市の認可申請を受け、国交省が審査する。

 改定内容は、大人について、現金払いとICカード払いがともに10円増額の220円、小児についてはICカード払いを5円増額の110円とし、現金払いは110円に据え置く。市は10月1日の改定を目指している。

 市バスの料金改定は、消費税率引き上げに伴うものを除けば1995年3月以来。今後数年間でバス車両の更新台数が増える上、老朽化した営業所の建て替えも控えるなど厳しい経営状況が想定されるという。

 市の担当者は「これまで経営改善に取り組んできたが、今後は厳しい状況となる。輸送サービスを維持するため、ご理解いただきたい」と話している。

 インターネットの電子政府窓口サイト「e─Gov(イーガブ)」や郵送、ファクス、メールで受け付けている。意見公募の問い合わせは、国土交通省自動車局旅客課電話03(5253)8568。

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