仙台市が医療体制を検討する新たな会議を設置 宮城県の病院再編構想についても議論

仙台市は、医療体制のあり方を検討する会議を新たに設置すると発表しました。宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院を統合再編する計画についても議論を続けるということです。

検討会議の概要は21日、仙台市議会に報告されました。

委員は市の医師会、薬剤師会、歯科医師会の会長ら7人で構成します。

5月中旬に初会合を開き、2023年1月下旬までに6回開催する予定です。

県が進める仙台医療圏の4病院を再編し、富谷市、名取市に移転する計画について引き続き議論し、仙台市としての対応の方向性を決めるということです。

4病院の再編計画を巡っては20日、病院が転出することになる地域の住民や、医療従事者でつくる団体が県庁を訪れました。

住民らは2021年12月から集めてきた2万8907人分の署名を遠藤信哉副知事に手渡し、改めて計画の撤回と検討状況の情報の開示を求めました。

仙台市連合町内会島田福男会長「移転して減らしてバランスを取るのではなくて、命に直接関わることですので増やして、足りない所には病院を増やすのが当たり前ではないかと思う」

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