
芦ノ湖の湖畔にそびえ立つ樹齢約100年の一本桜が満開となった。枝を20メートル以上も広げた雄大な姿とかわいらしい白い花が観光客の目を引いている。
一本桜は1956年、レジャー施設「箱根園」のキャンプ場開業を記念し、園内に5本の大島桜を寄せ植えしたもの。標高約700メートルに位置することから例年、首都圏の桜が散った頃に遅れて見ごろを迎え、今年は早めの4月12日に開花した。
見ごろは25日ごろまで続くといい、同園は「箱根の山登りの途中に1カ月遅い桜に元気をもらって」と呼び掛けている。問い合わせは同園電話0460(83)1151。