菊水酒造株式会社(新潟県新発田市)が「ふなぐち菊水一番しぼり」の発売50周年を記念するキャンペーンを開始

菊水酒造株式会社(新潟県新発田市)は21日、同社を代表する商品「ふなぐち菊水一番しぼり」が2022年に発売50周年を迎えることから、記念企画「菊水ポイントキャンペーン」の開始を発表した。キャンペーンは、同商品を購入すると貯まるポイントを集めると、おつまみセットなどが当たるもので、実施期間は22日から8月31日まで。菊水酒造では、秋以降もこうした周年記念企画を展開していくという。

菊水酒造は50周年企画の発表に伴い、新発田市の本社でメディア向け試飲会を実施。髙澤大介代表取締役社長が登壇し、50年前「ふなぐち菊水一番しぼり」が誕生するまでの経緯を語ったほか、生産部社員が商品名の由来やアルミ缶容器の採用理由の解説、さらには自らが実践する「美味しい飲み方」などを力説した。

髙澤社長によると「ふなぐち菊水一番しぼり」は、菊水酒造の蔵を訪れた見学者に生原酒を振る舞った際、商品化を希望されるほどに好評を得たことに始まるという。「生の原酒を常温流通させるのは技術的には難しかったが、試行錯誤の結果3年経ってやっと商品化できた」(髙澤社長)。

髙澤大介代表取締役社長

ふなぐち菊水一番しぼり

菊水酒造は、そうして発売した「ふなぐち菊水一番しぼり」の50周年企画、「菊水ポイントキャンペーン」を22日から開始する。「ふなぐち菊水一番しぼり」の200ミリリットル缶に付属するポイントシールから専用ページに登録し、シール1枚ごとに貯まるポイントを集めることで「せんべろメーカー」や「加島屋 味覚セット」などの賞品が当たる。

また今回のキャンペーンに合わせて、シール5枚が付属する200ミリリットル缶3本詰めの商品も販売開始する。キャンペーンの詳細については、下記の特設サイトを参照。

髙澤社長は試飲会後の囲み取材で「50年つづいた背景は、消費者の方々が飲みつづけて下さったことにほかならない。親子3代で飲みつづけている愛飲家の話も聞いている。感謝や繋がりを表現できるような企画をしていきたい」と今回の企画の趣旨について話す。

さらに9月以降に関しても「まだ完全には決まっていないが、やはり愛飲している方々へ感謝の姿勢を示したい」(髙澤社長)と新たな周年企画を展開していくことを明らかにした。つづけて「私も含めた社員の生活が成り立つのは、メイン商品の『ふなぐち』がしっかりしているから。社員全員が(消費者へ)感謝していると思うので、(企画をやるからには)全社を挙げてその気持ちを表していきたい」と意気込みを語った。

【関連リンク】
菊水酒造webサイト 「菊水ポイントキャンペーン」(※22日10時以降に本オープン)

菊水酒造株式会社 本社

菊水酒造本社で開催したメディア向け試飲会の様子

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