角田裕毅、“ホームレースのように感じる”イモラに臨む「スプリントにも自信を持っている」/F1第4戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、今シーズン最初のスプリントが行われる今週末のF1第4戦エミリア・ロマーニャGPに臨むにあたって、スプリントの経験があることと、開催場所がチームのホームトラックであることから、“はるかに大きな自信”を感じているという。

 昨年、F1は3カ所の会場でスプリントのトライアルに成功した。今シーズンは、イモラ、レッドブルリンク、インテルラゴスで、土曜日の午後に30分のスプリントレースが開催される。

「僕たちのホームトラックで、おもしろい週末になりそうです。今シーズン最初のスプリントレースも行われます」と角田は今週末のエミリア・ロマーニャGPを前にコメントした。

「昨年は、予選前のフリー走行が1回だけになるスプリントに不安がありましたが、今シーズンははるかに自信を感じています。イモラは僕がよく知っているコースで、多くの周回を走行してきたからです」

「また、スプリントの週末へのアプローチの仕方も今では分かっています。それがポイントにつながることを期待しています」

2022年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(アルファタウリ)

 角田は日本人でありながら、イタリアでのこの週末のレースは純粋にホームレースのようで、非常に居心地良く感じるのだという。

「過去の走行と、先週のシミュレーターセッションによって、万端の準備ができていると思います」

「僕はしばらくイタリアに住んでいるので、当然ホームレースのように感じるでしょう。特にコース近くの自宅で毎晩過ごすことになりますから、ホテルに宿泊するよりもいいです」

「少し変な感じもするでしょうが、より快適な環境によってレースに集中できると思います」

 イモラに臨む21歳の角田は、オーストラリアGPの週末では15位という厳しい結果に終わっていた。アルファタウリはメルボルンでのレースの評価を行っており、アルバートパーク・サーキットで直面した弱点のある分野は、イモラに向けて対処されていると角田は自信を持っている。

「厳しい週末で、特にロングランでは予想以上に苦しみました」

「僕としては、初めてのコースであったことを考えると、1週間の間の自分の進歩にはかなり満足していました」

「FP1から自信を感じていましたが、レースになると僕とチームは大いに苦戦しました。改善が必要な分野はすでに分かっていたので、イモラに間に合うように、そのための作業を懸命に行ってきました」

2022年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(アルファタウリ)

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