フィールド・オブ・ドリームスでマイナーリーグ公式戦の開催が決定

アイオワ州ダイアーズビルにある「フィールド・オブ・ドリームス」では、昨年8月12日(現地時間)にアイオワ州で初めてのメジャーリーグ公式戦としてヤンキース対ホワイトソックスの試合が行われ、ホワイトソックスが9対8で逆転サヨナラ勝ちという劇的な試合展開で大きな話題を集めた。今年も8月11日(現地時間)にカブス対レッズの試合が予定されているが、その2日前、8月9日(現地時間)に「フィールド・オブ・ドリームス」で初めてのマイナーリーグ公式戦が開催されることが決定した。

「フィールド・オブ・ドリームス」での初めてのマイナーリーグ公式戦を戦うのは、クアッドシティーズ・リバーバンディッツ(ロイヤルズ傘下A+級)とシーダーラピッズ・カーネルズ(ツインズ傘下A+級)。アイオワ州に本拠地を置く2球団が選ばれた形だ。

メジャーリーグ機構の野球運営部門上級副社長のモーガン・ソード氏は「アイオワ州東部に本拠地を置く2つのマイナーリーグ球団がダイアーズビルで試合を行うのは完璧にフィットしている」とコメント。「選手やコーチ、そしてファンの皆様には、アメリカで最も美しい球場の1つでプロ野球の試合を観られる機会を活用していただきたい」と初の試みへの期待を語った。

昨年のヤンキースとホワイトソックスが1919年に使用したユニフォームを再現してプレーしたように、クアッドシティーズ・リバーバンディッツはダベンポート・ブルーソックス(1913~16年、1929~33年、1934~37年に使用していた球団名)、シーダーラピッズ・カーネルズはシーダーラピッズ・バニーズ(1904~32年の球団名)としてプレーする予定となっている。

クアッドシティーズ・リバーバンディッツのオーナーのデーブ・ヘラー氏は「アイオワ州や世界中の野球ファンにとって象徴的な場所で試合を開催できることに感激している。これは、メジャーリーグ機構がダイアーズビルに球場を建設する計画を発表して以来、我々が望んでいた機会であり、それが実現するのは、我々の球団組織、選手、そしてファンにとって本当にエキサイティングなことだ」とコメント。なお、チケット情報などの詳細は後日発表される予定である。

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