倉敷ダム、湖内の水質「異常なし」 不発弾やドラム缶発見 沖縄県が検査結果発表

 沖縄市とうるま市にまたがる倉敷ダム湖内から不発弾やドラム缶が発見された問題で、県企業局は21日、水道原水として異常は確認されなかったとする水質検査結果を発表した。県は沖縄防衛局が行っている磁気探査、現場踏査の結果を踏まえ取水再開を判断する。

 ダム湖内で不発弾などが発見されたのは2月7日で、企業局は14日から取水を停止している。

 今回の発表は、県企業局が4月4日、発見2カ所付近を含む3カ所で採水した検査の結果で、安全を再確認するために実施した。水道法に基づく水質基準39項目に加え、塩化ビフェニール(PCB)、ダイオキシン類も検査した。

 本紙は防衛局に対して磁気探査・現場踏査の実施期間、探査・踏査で新たに発見された物の有無について21日に質問したが、同日中に回答を得られなかった。

 (安里周悟)

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