ドルトムントで「奇妙な背番号」をつけた10人のスター

日本人選手もプレーしたドイツの名門ドルトムント。奇妙な背番号をつけた選手たちをまとめてみた。

2番:ダナクセル・ザガドゥ

196cmの巨漢を持つレフティDF.

センターバックながら背番号2にしたのは、「(スペイン3部でプレーする)兄が常に2番を着けていた。ドルトムントと契約した時に空いていたので選んだ」から。

ただ、2020-21シーズンからは5番に変更している。

3番:エヴァニウソン

エネルギッシュな攻撃参加でドルトムントで一時代を築いたブラジル人サイドバック。

トマーシュ・ロシツキーも「ドルトムントの我がドリームチーム」に彼を選出している。

右サイドバックにもかかわらず3番をつけていたが、2002-03シーズンからは2番に変更した。

本人によれば、選手時代の稼ぎは全て失ってしまい、現在はその日暮らしをしているものの、幸せだそう。

5番:アシュラフ・ハキミ

レアル・マドリーからの2年ローンで加入すると大きく飛躍したモロッコ代表。

ドイツでは、サイドバックだけでなく一列前のアタッカーとしても起用され、ブレイクを果たした。

ポジション的に5番は不釣り合いだったが、本人は気に入っていたようだ。

インテルでも5番を希望していたそうだが、MFロベルト・ガリアルディーニが着けていたため、55番になるはずだった。だが、98番(1998年生まれ)を経て、最終的には2番をつけている。

7番:ロベルト・レヴァンドフスキ

いまや世界最高の9番となったポーランド代表ストライカー。

香川真司とともに加入したドルトムント1年目は7番をつけたが、もはやそのイメージはないかもしれない。ただし、レフ・ポズナニ時代は8番をつけていたこともある。

8番:ヤン・コレル

202cmの長身を誇ったチェコ代表FW。ロシツキーとのコンビで一時代を築き、ウイイレファンにも重宝された。

ドルトムントでは1年目だけ8番を背負い、2年目から9番に変更している。

ちなみに、アンデルレヒトでも8番をつけたことがあるほか、クリリヤ・ソヴェトフでは89番もつけた。

9番:アドナン・ヤヌザイ

マンチェスター・ユナイテッドで天才として期待されたレフティ。2015年に半年だけプレーしたドルトムントでは9番をつけたが、ノーゴールで早期帰国することに。

2016-17シーズンも小柄なウィンガーであるエムレ・モルが9番をつけている。

33番:ユリアン・ヴァイグル

ドイツの将来を担うと期待されていた秀英MF。ドルトムトでは一貫して33番を背負い続けた。

大迫勇也ともプレーした1860ミュンヘンや、現在所属するベンフィカでは28番をつけている。

ベンフィカ加入時には28番を愛するアクセル・ヴィツェルへのユニ贈呈も話題に。

44番:ミチ・バチュアイら

ドラゴンボール好きとしても知られるベルギー代表FWは、2018年1月にローンで加入した際に44番を選んだ。当時、W杯出場のためにできる限り多くのゴールを決めたい、インパクトを残したいと語っていた。

また、ドルトムントの44番はイヴァン・ペリシッチも着用している。

4番はラッキーナンバーと語るペリシッチはクルブ・ブルッヘ時代から44番に愛着を持っている。ドルトムントではブンデスの規定により44番をつけることができなかったため、リーグでは14番、CLで44番をつけた。

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そして、ケヴィン・カンプルも同じく44番をラッキーナンバーとしている選手だ。

ブンデスリーガでは2011年から40番以降の番号は原則禁止になった。例外扱いされるはその時点で40番以上をつけていた選手か、クラブの選手登録数が40を超えていた場合のみ。

RBライプツィヒに移籍した際、登録数は40人以下だったのだが、カンプルの44番歴が長かったために例外として認められたとか。

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