5月4日に山口中央高校フィルハーモニー管弦楽団 感謝の思い込め3年ぶりの定期演奏会

 山口中央高校フィルハーモニー管弦楽団の第22回定期演奏会が、5月4日(水・祝)午後1時半から山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。

 この演奏会は、同校のオーケストラ部に加え、卒業生やゲストも参加する「フィルハーモニー管弦楽団」の名称で、毎年ゴールデンウイークに開催されてきた。山口市内でオーケストラの生演奏に触れられるめったにない機会として、コロナ禍前には毎年足を運ぶファンも多かった。

 演奏曲目は、第1部は「ルーマニア民族舞曲」(バルトーク)と「バイオリン協奏曲」(チャイコフスキー)。第2部は「交響曲第4番ホ短調」(ブラームス)。

 ゲストには、同校卒業生のバイオリニスト・岡田直人を迎える。岡田は3歳でバイオリンを始め、同校を卒業後、愛知県立大学音楽学部に入学。現在は同大大学院に在学中で、第13回セシリア国際音楽コンクール室内楽部門3位入賞、第22回大阪国際コンクールアンサンブル部門第3位など、将来を期待される若手演奏家だ。

 新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催のため、今回参加する部員23人は全員、初めての定期演奏会となる。「戸惑うことも多いが、卒業生に助けられながら準備を進めている。定期演奏会を経験せず卒業してしまった生徒たちの思いや、応援してくださる方々へ感謝も込めて演奏したい」と顧問の西村正浩さん。

▲3年ぶりの開催となる定期演奏会(写真は2018年)

 入場には500円の整理券(中学生以上)が必要。同館、YCAM、三好屋レコード店、サンパークあじす、同校などで購入できる。当日券は100円高。問い合わせは、同校(TEL083-922-0032)へ。

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