野宮真貴の「そういえば、私たちまだ解散してなかったよね」という一言でオリジナルメンバーが再集結! '80s ニュー・ウェーヴ・サウンドの伝説的先駆者、ポータブル・ロックの結成40周年記念アルバムがリリース決定!

1981年にソロデビューをした野宮真貴と、鈴木智文、中原信雄により1982年に結成されたユニット、ポータブル・ロック。彼らの結成40周年を記念して、新曲2曲を含むオールタイム・ベスト企画となるアルバム『PAST & FUTURE ~My Favorite Portable Rock』が5月25日に発売されることになり、そのジャケットなどのニュー・ビジュアルが公開となった。 New MusikやPrefab Sproutなど当時の海外アーティストにも通ずる斬新なサウンド・メイキングと、日本のニュー・ミュージック的要素をブレンドした独自のスタイルで、80年代の音楽シーンで異彩を放った伝説的グループとして、今も音楽マニアに語り継がれる彼らは、鈴木慶一(ムーンライダーズ)が主宰する「水族館レーベル(徳間ジャパン)」より1983年にリリースされたオムニバス・アルバム『陽気な水族館員たち』に2曲収録され、実質的メジャー・デビューを果たした。 1985年1stアルバム『QT』、翌1986年には“コーセー化粧品春のキャンペーン・ソング”となったシングル「春して、恋して、見つめて、キスして」をリリース。1987年、実質上のラスト・アルバムとなる2ndアルバム『ダンス・ボランティア』を発売。 その後、野宮真貴はピチカート・ファイヴの3代目ボーカルとなり、ピチカート解散後もソロ活動を積極的に続けており、今年4月20日には、自らのメジャー・ソロ・デビュー40周年を記念したアルバム『New Beautiful』を発表。 鈴木智文、中原信雄もそれぞれ、プレイヤー、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーとして多くの作品やライブに参加している。

ポータブル・ロック自体は2006年、2011年には単発的にライブを行なったものの、90年代以降実質的には活動休止状態にあったが、野宮の「そういえば、私たちまだ解散してなかったよね」の一言で、このたび久々に3人が再集結し、スタジオ入りした。 およそ20余年ぶりの新録音となった新曲からは、「Lonely Girl, Dreaming Girl」のミュージックビデオも制作されるという。アルバムには新曲2曲と80年代に彼らが残した作品より選りすぐった12曲、計14曲が収録される。 野宮真貴自身は、『New Beautiful』リリース後、4月24、29、30日とビルボードライブ大阪・東京にてソロ・ライブツアーを開催予定だが、ポータブル・ロックとしてもライブを行なう可能性もあるとのことで、もしそれが実現すれば、グループとして11年ぶりの必見のステージとなる。

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