反ワクチン団体「神真都Q」が全国デモを急きょ中止 「自称リーダー」の元俳優ら逮捕者相次ぐ

新型コロナウイルスのワクチン接種に反対する団体「神真都(やまと)Q」は22日、公式サイトで、24日に予定していた全国同時デモを中止することを発表した。

同団体では、今月7日に小児への新型コロナウイルスのワクチン接種に抗議するため、東京都渋谷区のクリニックに侵入したとして、男女4人が現行犯逮捕された。また20日にも、同様の疑いで自称リーダーの元俳優・岡本一兵衛こと倉岡宏行容疑者が逮捕されていた。

神真都Qはこの日、公式サイト上に本部執行管理部/執行部一同の名義で文書を公開し、「4/24のデモは、全国で一旦休止とし、各地の神真都Qの仲間たちとの交流のための時間とします」と発表。「ただただ純粋にひとりの犠牲も出すことなく、子どもたちだけでなく神真都Qの家族全員の笑顔や安全の実現を願う、多くの母性ある女性たちの想いにより、この方針は決定されました」と明かした。

その上で「デモが中止されることを残念に思う方も多々いるはずです。しかし神真都Qの女神たちの、本当に純粋な想いを尊重し、今回はデモ活動を一旦休止とする旨、最終決定として通達いたします。ただしその時間もまた組織の内部確立のため、最大限有効に活用したいものです。そのため、各地域の神真都Qの家族・仲間たちが、より強く繋がり合うための、コミュニケーションを取る時間といたします」とした。

(よろず~ニュース編集部)

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