IMF専務理事「今後2年間の世界成長率を下方修正」 ボアオ・アジアフォーラム

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IMF専務理事「今後2年間の世界成長率を下方修正」 ボアオ・アジアフォーラム

19日、米ワシントンにあるIMF本部。(ワシントン=新華社配信/沈霆)

 【新華社ボアオ4月22日】中国海南省博鰲(ボアオ)で21日午前、ボアオ・アジアフォーラム2022年年次総会の開会式が開かれ、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事がオンラインで演説を行った。

 ゲオルギエワ氏は、IMFが22年と23年の世界経済の成長率の見通しを下方修正したと説明。ウクライナ危機による影響は国によって異なるが、エネルギーや食糧価格の上昇によるインフレ圧力が各国に影響を及ぼしており、世界の家計所得のさらなる減少をもたらすと述べ、金融環境の引き締めが景気回復に影響をもたらし、債務残高の高い国が特に深刻な影響を受けると強調した。気候変動リスクについても、拡大していると指摘した。  

 ゲオルギエワ氏はまた、現在はかつてない複雑な局面に直面しており、各国が断固たる行動を取らなければならないと述べ、中国には十分な政策的余地があり、低所得層に重点を置いて消費水準を引き上げるなど、より多くのマクロ政策支援を提供する能力があると語った。

 ゲオルギエワ氏はさらに「世界経済の回復は一つの国に頼るだけでは不十分で、各地で起きている危機が広範囲に影響を及ぼし、世界がさまざまなリスクによる打撃を受けやすくなっている」と指摘。そのため、各国がルールに基づいた枠組みの維持と改善に向け、協力を強化していくべきだと訴えた。(記者/彭純、陳子薇)