4月17日に告示された鹿島市長選挙には、松尾勝利(まつお・かつとし)氏(67)、稲富雅和(いなどみ・まさかず)氏(48)の無所属新人2名が立候補しました。投票は4月24日に行われます。
今回は今年9月の西九州新幹線の開業に伴い特急が減便されるなどの影響を受ける交通体系の整備、人口減少対策、まちの活性化策などが争点と考えられます。
喫緊の課題である交通の利便性を確保に力を入れたい 松尾氏
松尾氏は鹿島市出身、長崎大学水産学部卒業。家業の農漁業に従事し、2007年から鹿島市議を4期連続で務めました。
松尾氏は以下の政策を掲げました。
・九州新幹線長崎ルート開業に伴い、特急が減便されても利便性が損なわれないための交通網の整備、武雄温泉駅や嬉野温泉駅へのアクセスの考慮
・女性活躍の推進
鹿島の再生のため、未来のため、全力で向き合いたい 稲富氏
稲富氏は鹿島市出身、佐賀県農業大学校卒業。会社員、実家の農業・のり養殖業を経て、2011年から鹿島市議を3期連続で務めました。
稲富氏は以下の政策を掲げました。
01 拠点都市として再生、復活を
「佐賀県南西部の拠点都市」として再生、復活させることを目指し、「みんなが定住したくなる魅力あるまちづくり」を進める
02 九州新幹線長崎ルートの暫定開業
有明海沿岸道路・国道498号・駅前開発などの交通体系整備など重要な課題に対し、押す語的かつ時期を逃さないよう果敢に取り組む
03 ポストコロナ 新たな視点
「ポストコロナ」「ウィズコロナ」を見据え、「新型コロナ」や身体的距離の確保によりコミュニティーから取り残されるといった課題へ対応するため、「新しい日常」への移行を推進する
04 デジタル田園都市構想
「デジタル田園都市構想」(DX)を活かしたまちづくりへの対応など、これまでにない新たな視点での市政運営(まちづくり)も不可欠
05 鹿島市のリーダーはまちづくりの結節点
リーダーは市民と行政との「結節点」つまり「扇のかなめ」として、常に「鹿島市に今、何が必要か」を考え、危機感とスピード感を持って取り組むべきである