諫早署は15日、高額当選をうたったニセ電話詐欺被害を防止したとして、長崎県諫早市内のコンビニ店長ら2人に署長感謝状を贈った。
2人はセブン-イレブン諫早幸町店の宮﨑美津子店長(61)と、店員の北内佐和子さん(45)。同署などによると、3月28日、1500円分の電子マネー購入に来店した60代男性が「電子マネーの使い方が分からないので教えてほしい」「これを払えば(お金を)もらえるもんね」と話したことから、北内さんが不審に思い、本人の同意を得て携帯電話を確認。サイトの画面には6億円が当たったとの表示があり、男性本人の名前や口座番号も登録されていた。
北内さんが店内にいた宮﨑店長に連絡。詐欺と確信した宮﨑店長は「警察に相談した方がいい」と男性を諭し、自ら同署に通報した。
同署で塩崎裕三署長から感謝状を受け取った北内さんは「今回は少額だったが、(一度だまされたら)後々、大きな被害金額になっていたかもしれない。男性は私の両親と同世代。被害を防げてよかった」、宮﨑店長は「日頃から不審に感じたら声かけを心がけている。地域の安全、安心に貢献していきたい」と話した。
6億円もらえる…?ニセ電話詐欺被害防ぐ コンビニ店長らに感謝状 諫早署
- Published
- 2022/04/23 12:00 (JST)
- Updated
- 2022/04/23 12:15 (JST)
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