タイガースのミゲル・カブレラが史上33人目の通算3000安打を達成

日本時間4月24日、ロッキーズとのダブルヘッダー第1試合でミゲル・カブレラ(タイガース)が初回にライトへのヒットを放ち、メジャー史上33人目、ベネズエラ出身の選手としては初めてとなる通算3000安打を達成した。カブレラは昨季すでに通算500本塁打を達成しており、3000安打と500本塁打の両方を達成するのはハンク・アーロン、ウィリー・メイズ、エディ・マレー、ラファエル・パルメイロ、アルバート・プホルス、アレックス・ロドリゲスに続いてメジャー史上7人目の快挙である。

ダブルヘッダー第1試合に「3番・DH」でスタメン出場したカブレラは、1回裏の第1打席でロッキーズ先発のアントニオ・センザテラ(ベネズエラ出身)からライト前ヒット。本拠地コメリカ・パークは大歓声に包まれ、敵味方関係なく両軍の選手やコーチ、そしてコメリカ・パークに集まった大観衆がカブレラの快挙達成を祝福した。

現在39歳のカブレラは2003年6月20日(現地時間)、20歳のときにマーリンズでメジャーデビュー。記念すべきデビュー戦で放ったメジャー初安打は延長11回の戦いに終止符を打つサヨナラ本塁打だった。そこからメジャーを代表する強打者へと成長し、タイガース移籍1年目の2008年に初の打撃タイトルとなる本塁打王を獲得。2011年からの5年間で4度の首位打者に輝き、2012年には三冠王の偉業も成し遂げた。

通算3000安打の達成は2018年5月4日のプホルス(当時エンゼルス、現カージナルス)以来。タイガースの選手として通算3000本目のヒットを放った選手は、1921年のタイ・カッブ、1974年のアル・ケーラインに続いてカブレラが3人目となる。

なお、カブレラはタイガースとの8年2億4800万ドルの超大型契約が終了する来季限りで現役引退する意向を明らかにしている。現時点で3308安打のプホルスを超えるのは難しいと思われるが、通算3166安打のベルトレイを抜き、アメリカ国外出身の選手として歴代2位の安打数を記録してユニフォームを脱ぐことになりそうだ。

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