【高校野球・神奈川大会】桐蔭・エース山口 初回2失点も尻上がり

完投勝利を果たし、笑顔のナインに囲まれる桐蔭学園の山口(中央右)=サーティーフォー保土ケ谷(立石 祐志写す)

◆桐蔭学園9―5東海大相模

 桐蔭学園の右腕山口は初回の先制直後に2点を奪われて逆転される嫌な展開だったが、尻上がりに調子を上げて完投した。

 「序盤は真っすぐを捉えられてきつかったが、後半はカーブ、チェンジアップを有効に使えた」と山口。東海大相模相手に3併殺と、バックももり立てた。

 片桐監督も「もともと立ち上がりからビタビタくる投手ではないが、初回の嫌な感じから(打線が)一回りしたあたりで感覚をつかんだ。力に頼らない投球ができていた」と評価した。

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