市民団体「古都鎌倉を愛する会」は、神奈川県鎌倉市に「鎌倉殿を支えた13人の重臣ガイドブック」の点字訳本を寄贈した。
「ガイドブック」は市が鎌倉殿を支えた13人の重臣の人物像やゆかりの地を紹介するため作成したもので、同市のホームページで公開している。同会の仲介で点訳を手がける若松三次郎さん(82)が数カ月かけて完成させた。
点訳本は、鶴岡八幡宮境内(同市雪ノ下)にある「大河ドラマ館」や市役所観光課のほか、全国視覚障がい者情報提供施設協会が運営する「サピエ図書館」にも納められ、登録者は全国どこからでもダウンロードして利用できるという。
18日の寄贈式で松尾崇市長は「市が推進する共生社会実現を後押ししていただけ大変ありがたい」と感謝していた。