スズキは2022年4月21日（木）より、コンパクトSUV「エスクード」にハイブリッドシステムを搭載し発売開始した。価格（税込）は297万円。
エスクードにハイブリッドモデルが登場
新たにエスクードに搭載されたハイブリッドシステムは、ハイブリッドシステムの電圧、リチウムイオンバッテリーの容量、モーターの最大出力、トルクの変更により、EV走行が可能な時間や速度の範囲を拡大し、WLTCモード走行での燃費値19.6km/Lを実現。また、ブレーキをかけた際に効率よくバッテリーが充電できる回生協調ブレーキ、後退時のEV走行をスズキで初採用している。
高い走破性と低燃費を両立
パワートレインには、最高出力74kW（101PS）/6000rpm、最大トルク132Nm（13.5kgfm）/4400rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.5リッター「K15C」型エンジンに、効率的な動力伝達とダイレクト感のある加速フィーリングを実現した6AGSのトランスミッションを国内で初採用したほか、出力、トルクが向上した高出力のモーターを採用。
これらとエスクードの特長である四輪制御システム「ALLGRIP」との連携を行い、高い走破性と低燃費を両立している。
内外装のデザインを一部変更したほか、安全装備も充実
エスクードのハイブリッド搭載に伴い、エクステリアではヘッドランプ、アルミホイールのデザインを変更。
さらにインテリアでは、マルチインフォメーションディスプレイにハイブリッド関連の表示を追加し、シフトノブにはサテンメッキオーナメントの加飾へ変更している。
そのほか、ハイビーム時のヘッドランプ、フロントフォグランプをLEDに変更し、安全装備ではデュアルセンサーブレーキサポートが認識した道路標識を表示する標識認識機能［車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度］を追加している。
スズキでは、ハイブリッドを搭載したエスクードを発売し、今後も電動化に向けた取り組みを進めていくとしている。
[筆者：望月 達也（MOTA編集部）]
