
交流サイト(SNS)上での誹謗中傷をなくそうと、中傷を受け亡くなった女子プロレスラーの木村花さん=当時(22)=の母響子さん(45)と、東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(35)らが24日、都内で対談した。国会で審議が進む侮辱罪の厳罰化や教育の必要性を訴えた。
対談は中傷を受けた経験のある松永さんが響子さんに声をかけ、一緒に声を上げようと企画した。響子さんは「訴える費用や時間など被害者の負担が大きく、警察や裁判所が被害を過小評価している」と指摘、何が中傷に当たるかに関してガイドラインを作る必要性があるとした。