宇治茶の初市、最高値は1キロ15万円 出品量は昨年の2倍に

新茶の品質を確かめる茶業者ら(城陽市寺田・宇治茶流通センター)

 新茶シーズンの幕開けとなる宇治茶の初市が23日、京都府城陽市寺田の宇治茶流通センターで開かれた。出品量は昨年の約2倍となり、和束町産の手もみ茶が1キロ15万円の最高値で落札された。

 気温が高い日が続く影響で茶の生育は急速に進んでいる。この日は、JA全農京都が1月に新設したセンターに、和束町、南山城村、木津川市、宇治田原町から142点1395キロの煎茶が出品された。

 茶の香りが漂う会場では、70社120人の茶業者が列を作り、茶葉の感触を確かめたり、紙コップに取り分けて味わったりしながら品質を見極めていた。

 1キロあたりの平均単価は1万366円で昨年を821円下回った。同センターは「出品量が2倍にもかかわらず1万円の大台で取引された。アフターコロナに向かっての第一歩」と分析する。

 玉露や碾茶(てんちゃ)の取引は大型連休明けに始まる見通し。

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