門川町が宣誓制度 LGBTパートナーシップ

 門川町は本年度から、性的少数者(LGBTなど)のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入した。性的少数者の2人が「人生のパートナーである」と宣誓し、同性同士が結婚できないことで生じる課題の解消を図る。
 対象は、いずれか1人または双方が町内在住か転入予定の成人。他の人と宣誓をしていないこと、配偶者がおらず、近親者同士でないなどの条件を満たせば適用される。宣誓希望日の7日前までに予約が必要。町職員立ち会いの下、宣誓書に記入すると「宣誓書受領証」が交付される。
 受領書に法的な効力はないが、町営住宅への入居が可能になる。今後、利用できる行政サービス増加を検討するほか、民間の医療機関などに、受領書を提示したカップルへの配慮を呼びかける。
 同町は「性的少数者への差別や偏見防止に取り組み、全ての人が安心して暮らせる町を目指す」としている。町総務課(電話)0982(63)1140。

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