
リクルートワークス研究所(東京)は26日、2023年3月卒業予定の大学生・大学院生に対する企業の求人総数は、前年比4.5%増の70万6900人との推計を発表した。4年ぶりの増となったが、新型コロナウイルス感染拡大が本格化する前の20年3月卒に対する80万4700人には届かなかった。就職希望者1人当たりの求人数を表す倍率は、23年卒で前年比0.08ポイント増の1.58倍。
同研究所はリクルート(東京)内の研究機関。担当者は「人材不足という構造は変わってない。コロナ禍が常態化して社会も慣れ、採用意欲は回復基調だ」と分析する。