子どもと楽しめる瀬戸芸 男木島・女木島の作品をたっぷり紹介! 香川

まもなくゴールデンウィークです。4月に始まった瀬戸内国際芸術祭で子どもが楽しめるアートをたっぷりと紹介します。

大きな絵本や“アートな卓球台”がお出迎え「女木島」

高松港からフェリーで20分の女木島。港から歩いて5分ほどの場所にあるのは「瀬戸内カーニバル」という作品です。

「瀬戸内カーニバル」 作 あきびんご

(荻津尚輝リポート)
「こちらでは大きな屏風に描かれた絵本を読むことができます。読む順番に番号が振られているんですが、子どもの目線になってみると、まるで迷路を楽しんでいる気分になれます」

「瀬戸内カーニバル」 作 あきびんご

部屋の中にはたくさんのページが置いてありますが、バラバラに配置されているため、探しながら読むという楽しさを味わえます。

また、作品の作り手である「あきびんご」さんが描いた絵本の販売も行っています。

続いて、瀬戸内カーニバルからほど近い「寿荘」。

「ピンポン・シー」 作 原倫太郎 原游

入ってすぐのところにあるのは「ピンポン・シー」です。このカラフルな卓球台は、ボールを落とすとまるで木琴のように音が鳴ります!

「ピンポン・シー」 作 原倫太郎 原游

また、右に左に傾く卓球台も。
普通の卓球とは違った難しさや楽しさを感じられる作品です。

「ティンカー・ベルズ ファクトリー」 作 中里繪魯洲

ピンポン・シーの隣にある「ティンカー・ベルズ ファクトリー」。

(荻津尚輝リポート)
「こちらは島の方々から提供された金属を使って作品を作る鍛冶屋がコンセプトとなっています。作品の多くに金属が使われていて、いくつかは体験することができるんです」

「チャンプルマシーン 2」は、ハンドルを回すと瓶の口からネジのようなものが何本も出てきたり、石が回転したり……。

「チャンプルマシーン 2」 作 中里繪魯洲

独特な見た目が織り成す不思議な世界観に触れてみては?

90度回転した和室に巨大タコツボで非現実体験♪「男木島」

続いては、女木島からフェリーで20分。男木島の作品です。

「部屋の中の部屋」 作 大岩オスカール

(荻津尚輝リポート)
「いや~素敵な和室。落ち着くな~って、実はこれ正座じゃなくて、横たわっているんです」

「部屋の中の部屋」 作 大岩オスカール

「部屋の中の部屋」というこちらの作品。部屋に入ると90度回転した和室が。逆立ち写真なんかも簡単に撮れちゃいます!

「タコツボル」 作 TEAM 男気

最後に紹介するのは、フェリー乗り場近くの「タコツボル」。

(荻津尚輝リポート)
「私、身長175センチあるんですが、私よりも大きいタコツボなんです!」

島の子どもたちの遊び場になればと、前回の瀬戸芸で作られました。

「タコツボル」 作 TEAM 男気

つぼの中に入ってみると……大きなタコが! タコになった気分で非現実を楽しめるかもしれません。

見るだけではなく体験できるアートもある瀬戸内国際芸術祭。春会期は5月18日までです。

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