海上自衛隊は26日、70周年記念式典を発祥の地である横須賀市内で開催した。前身の「海上警備隊」創設から70年の節目を祝い、隊員やOB、自治体、米海軍関係者ら320人が出席した。
海自トップの酒井良・海上幕僚長は「ロシアによるウクライナ侵略が象徴するように、安全保障環境は激しく揺れ動き、科学技術もも劇的に進化している」と指摘し、「わが国の防衛政策も転換点を迎え、海自も大胆に加速的に発展していく必要がある」と呼び掛けた。
前身の海上警備隊は朝鮮戦争中の1952年4月26日、同市田浦港町の旧海軍水雷学校跡(現・海自第2術科学校)に設立。54年7月1日、海上自衛隊に名称が改められた。