「1億ユーロ以上で買われたスター選手」全員わかる?

2013年に初めてサッカー選手の移籍金が1億ユーロを越えた。それから9年が経過し、計12名がその大台を超えている。

今回は「1億ユーロ以上で移籍したスター選手12名」をご紹介する。

ギャレス・ベイル

買ったクラブ:レアル・マドリー

トッテナムではプレミアリーグ最高のウインガーとして成長を見せたギャレス・ベイル。2013年に1億ユーロを超える移籍金でレアル・マドリーへと加入し、当時の世界最高額を更新した。

最初の数シーズンは大事なところでゴールを決める活躍を見せ、偉大な選手として扱われたものの…しかしその後度重なる怪我、メディアやファンとの関係悪化が続き、その立場は悪化してしまった。今夏レアル・マドリーを離れるのは確実だろう。

クリスティアーノ・ロナウド

買ったクラブ:レアル・マドリー

2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへと移籍した際、当時の世界最高額となるお金が動いたクリスティアーノ・ロナウド。サンティアゴ・ベルナベウで9年間を過ごし、信じられないような成功を収めた。

そして2018年には1億ユーロを越える移籍金でユヴェントスに加入。クラブはチャンピオンズリーグ優勝を夢見たもののそれは達成されず、2021年にマンチェスター・ユナイテッドへと2000万ポンドで売却されている。

エデン・アザール

買ったクラブ:レアル・マドリー

このリストの中では最悪の取引の一つになるだろう。クリスティアーノ・ロナウドを売却したレアル・マドリーは、チェルシーからエデン・アザールをその後釜として獲得した。

ただその1億ユーロを越える投資はあまりに立たなかった。スペインにやってきたアザールは怪我とコンディション不良で力を一向に発揮することなく、しばらくして戦力外のような扱いになっていった。

ポール・ポグバ

買ったクラブ:マンチェスター・ユナイテッド

かつてマンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育っていたポグバは、トップチームでの出番を求めてイタリアの名門ユヴェントスへと移籍し、そこで大ブレイクを果たした。

そしてマンチェスター・ユナイテッドは彼を1億ユーロを越える移籍金で買い戻すことに成功したものの、彼はクラブを栄光の道に引き戻すだけの存在にはなれず。一貫性が乏しい状況が続き、今季限りでの退団が噂されている。

ウスマヌ・デンベレ

買ったクラブ:バルセロナ

ボルシア・ドルトムントで世界に衝撃を与えた若きフランス人ドリブラー。20歳だった彼をバルセロナは1億ユーロを越える移籍金で誘い、デンベレもドルトムントで練習参加を拒否してまで加入にこぎつけた。

それからはずっと怪我との戦いが続いていたが、チャビ・エルナンデス監督の下でようやく復調。このところは契約延長の可能性が高いと伝えられている。

ロメル・ルカク

買ったクラブ:チェルシー

もともとチェルシーでプレミアリーグにデビューしたルカク。そこでなかなか出番が増えなかったこともあり、エヴァートンへと貸し出され、そのまま完全移籍した。そしてその3年後にはマンチェスター・ユナイテッドへ。そこでは不完全燃焼に終わり、インテルへ移籍したあとで再ブレイクを果たす。

そしてチェルシーがなんと1億1500万ユーロで買い戻すことを決意したものの、その取引は決して成功したとはいえない。ここまでのゴールは5つだけで、期待を大きく裏切っている。

ジャック・グリリッシュ

買ったクラブ:マンチェスター・シティ

昨年行われた中で最も大きな取引だった。グリリッシュは愛するアストン・ヴィラを離れ、1億1700万ユーロという額でマンチェスター・シティへと移籍することを決断した。

ジョゼップ・グアルディオラ監督の期待を受けての加入だったが、今のところ21試合で2ゴールとなかなか適応できずに苦戦。タイプが違うとはいえ、セルヒオ・アグエロの抜けた穴を埋めることはできていない。

アントワーヌ・グリーズマン

買ったクラブ:バルセロナ

「アトレティコ・マドリーに残る」という宣言を2018年夏に発表していたグリーズマン。それから1年後、彼は1億2000万ユーロでバルセロナへと移籍することになった。

そしてその2年後、アトレティコ・マドリーへとローンで復帰。結局カンプ・ノウではそこそこの成績を残しながらも一向に愛されることはなかった。

ジョアン・フェリックス

買ったクラブ:アトレティコ・マドリー

ベンフィカで10代の天才アタッカーとして大ブレイクを果たし、すぐにアトレティコ・マドリーへと引き抜かれていった。その際には1億2600万ユーロの移籍金が動いている。

これまでなかなか100%彼の力が発揮される場面はなかったものの、一定の評価は獲得している。まだまだその額の価値は証明できていないが、これからの飛躍は期待することができる。

フィリペ・コウチーニョ

買ったクラブ:バルセロナ

2018年に行われたフィリペ・コウチーニョの移籍は、バルセロナが1億6000万ユーロもの額を投じたものだった。リヴァプールは喜んで主力を譲渡し、そのお金でファン・ダイクとアリソンを獲得した。

その一方でコウチーニョはあまりうまくいかず、イニエスタの後釜にはなれず。2019-20にバイエルンへ貸し出された際には復活をアピールしたものの、バルセロナに復帰してから半年後には長期離脱。今季は改めてアストン・ヴィラへと貸し出されている。

キリアン・エムバペ

買ったクラブ:PSG

間違いなく世界最高のストライカーといえるエムバペ。モナコの下部組織で育成され、若くしてパリ・サンジェルマンへとローン移籍。その買取オプションとして1億8000万ユーロが支払われている。

それから多くのスター選手を差し置いてパリ・サンジェルマンのフロントマンとなり、今季はリオネル・メッシを従えてゴールを量産し続けている。

ネイマール

買ったクラブ:PSG

現在世界最高額の選手であるネイマール。2017年にバルセロナから2億2200万ユーロでパリ・サンジェルマンへ移籍し、世界のすべてを驚きの渦に巻き込んだ。

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フランスではなかなかフルシーズンプレーすることができない状況が続いているものの、リーグのレベルもあって出場すれば結果を残している。ただメッシ、エムバペとの夢の3トップはなかなか機能しないようだ。

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