横浜市の中学校給食 市民団体が「全員制」求め署名活動 5月5日開始へ

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 横浜市の市民団体「横浜学校給食をよくする会」(久保喜久二代表)、「横浜でも全員制の中学校給食が『いいね!』の会」(朝見幸子共同代表)は26日、全員制の中学校給食実現を求める署名を5月5日から始めると発表した。署名は10月末までで、市が中学校給食の方向性を明らかにする中期4カ年計画の公表を前に山中竹春市長と鯉渕信也教育長に提出する。

 署名は、現在のデリバリー型給食が家庭弁当との選択制で、供給体制も40%程度しかないことを問題視し、全員制の中学校給食実現を求める。「全員給食」を掲げて当選した山中市長の背中を押す狙いもあるという。

 「よくする会」のメンバーは「市民が思い描いていたのは、小学校のように全員で食べる温かい給食」とし、「選択制で、デリバリー型の給食に市民は納得していない」と強調した。選択制だと家庭環境によって食べるものが左右されることに触れ、「中学生がお昼の時間を心穏やかに過ごせるようにしてほしい」と訴えた。

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