5月29日まで投手を最大14人登録可能に MLB機構と選手会が合意

日本時間4月27日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、選手の健康管理を継続するために、日本時間5月30日(現地時間5月29日)までアクティブ・ロースターに投手を最大14人まで登録できるようにすることで合意した。今季はロックアウトでスプリング・トレーニングが短縮された影響を考慮し、アクティブ・ロースターの枠が本来の26人から28人に拡大されて開幕を迎えたが、日本時間5月3日(現地時間5月2日)から26人に戻され、それと同時に投手も最大13人までに制限される予定だった。

今回の合意では、日本時間5月3日(現地時間5月2日)からアクティブ・ロースターの枠が26人に戻されるという点に変更はない。投手の枠は日本時間5月30日(現地時間5月29日)まで最大14人とされ、日本時間5月31日(現地時間5月30日)からは本来のルールである最大13人までに制限される。ただし、大谷翔平(エンゼルス)は「二刀流選手」に分類されているため、投手の人数にカウントされない。よって、エンゼルスは大谷以外に投手13人を登録できることになる。

また、日本時間5月3日(現地時間5月2日)から故障者リストのルール変更が予定通りに行われ、投手と二刀流選手は10日間の故障者リストではなく、15日間の故障者リストを使用していくことになる。日本時間5月3日(現地時間5月2日)以降に選手を故障者リストに登録した場合、日付をさかのぼって登録する場合ことはできるものの、離脱する最少の日数は故障者リスト入りが決定された日付に基づいて適用される。

さらに、新しい労使協定で定められた1シーズンのオプション回数の制限(最大5回まで)は日本時間5月3日(現地時間5月2日)からカウントがスタートする。投手と二刀流選手をマイナーから再昇格させるために最低限必要な日数も10日から15日に変更される。

なお、日本時間9月2日(現地時間9月1日)からアクティブ・ロースターの枠が28人に拡大される点に変更はない。

© MLB Advanced Media, LP.