『暮らしのそばに、ほら世界。』 長崎市「観光マスターブランド」 新コンセプト、ロゴなど決定

ブランドコンセプトやロゴマークを発表した田上市長(右から3番目)と検討委の委員=長崎市役所

 長崎市は25日、観光都市長崎の世界観を表す新たなブランドコンセプトとロゴマークを発表した。コンセプトは「暮らしのそばに、ほら世界。」。ポスターなど対外的な観光プロモーションで活用するフレーズは「長崎で、会いましょう。」に決めた。
 市は昨年4月、市・観光MICE戦略を策定。目指すべき姿として「選ばれる21世紀の交流都市」を掲げた。9月の西九州新幹線開業やJR長崎駅周辺再開発など「100年に1度の変革期」を見据え、さまざまな長崎の魅力を統一的に表す「観光マスターブランド」、いわゆるスローガンとロゴの作成を検討委員会で進めてきた。
 ブランドコンセプトは、市民の「当たり前」の暮らしの中に、国際性や多様性など観光客が魅力を感じる素材が眠っていることを表現。ロゴマークは3本線で港・海・海流を表現し、長崎港の三方を囲む「稲佐山・風頭山・鍋冠山」と斜面の街並みをデザイン。その間に大小五つのひし形をつなぎ、「和華蘭文化」が融合した長崎の文化を表したという。

長崎港や街並みをデザインしたロゴマーク

 田上富久長崎市長は発表会見で「長崎の多面性をイメージしてもらえるような長く愛されるブランディングが出来た。時代に合わせ進化する長崎の魅力を伝えたい」と話した。
 ロゴの使用方法はホームページなどで発表する。


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