「餃子の王将」20~30円値上げ 餃子や炒飯など14品、原材料高騰で

220円から240円に値上がりする餃子

 「餃子(ぎょうざ)の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)は27日、5月14日から主力の「餃子」など人気商品を中心に20~30円程度値上げすると発表した。価格改定は2014年10月以来、7年半ぶり。原材料や人件費の高騰が原因という。

 看板メニューの税抜き価格は、「餃子」(西日本)が1人前220円から240円に20円上がる。「炒飯(チャーハン)」は同400円から430円に、「鶏の唐揚げ」は500円から520円になる。

 値上げするのは、定番メニュー約70点のうち2割に当たる14商品。販売数の多い人気商品に対象を絞り、全体への波及を抑えるのが狙いという。

 同社によると、小麦や食用油などの原材料に加え、人件費、物流費が上昇し、価格維持が難しくなっている。「レシピも同時に改良し、おいしさをより高めた。ご理解をお願いしたい」としている。

 ◇値上げ対象商品

 餃子(通常、にんにくゼロ生姜、にんにく激増し、生餃子含む)炒飯、鶏の唐揚、天津飯、天津炒飯、ニラレバ炒め、酢豚、餃子の王将ラーメン、中華飯、焼そば(醤油)、麻婆豆腐、海老のチリソース、回鍋肉、揚げそば

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