「弱虫ペダル」と西九州新幹線がコラボ 沿線5市にPRキャラパネル

各市のPRキャラクターパネルと並ぶ沿線5市長と原作者の渡辺さん(右端)=長崎市尾上町、JR長崎駅新幹線駅舎ホーム

 9月23日に開業する西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の沿線5市は26日、長崎市出身の漫画家、渡辺航さん原作の人気アニメ「弱虫ペダル LIMIT BREAK」とのコラボレーション事業を発表した。JR長崎駅の新幹線駅舎ホームでセレモニーがあり、5市長と渡辺さんがアニメのキャラクターを描いたPRパネルを除幕した。
 長崎、諫早、大村、佐賀県嬉野、武雄5市でつくるネットワーク会議が、開業PRや誘客促進を目的に企画。10月放映開始のアニメ新シリーズとコラボし、情報発信やノベルティー配布、イベント開催などを来年3月まで展開する。
 「弱虫ペダル」は自転車競技に打ち込む高校生たちを描く青春スポーツ漫画。複数のメンバーが、それぞれの個性を生かし、チーム全体で目標に向かうストーリーに、沿線5市のつながりやチームワークを重ねてアピールする。5市それぞれに、PRキャラクターを割り当て、書き下ろしイラストを制作。各市に異なるポスターやパネルなどを設置することで、ファンの周遊意欲を高める狙いだ。
 セレモニーでは田上富久長崎市長が5市を代表し「今後さまざまなイベントを通して、多くの市民に楽しんでもらい、一緒に開業を盛り上げていきたい」とあいさつ。渡辺さんは「地元とのコラボに、幸せで胸がいっぱい。ぜひ新幹線で訪れて、それぞれのまちの魅力を発見してほしい」と語った。


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