高木美帆選手、鍵山優真選手に横浜市スポーツ栄誉賞 北京五輪でメダル獲得「日本や横浜からの応援が後押し」

写真左から、スポーツ栄誉賞を受賞した高木美帆選手、鍵山優真選手=横浜市役所

 北京五輪でメダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆選手(27)と、フィギュアスケート男子の鍵山優真選手(18)に27日、横浜市スポーツ栄誉賞が贈られた。市役所での贈呈式には地元ゆかりのメダリストを一目見ようと多くの市民らが駆け付け、大きな拍手を送った。

 高木選手は2度目の受賞。市内にキャンパスがある日本体育大を卒業し、北京五輪では5種目に出場して金メダル1個、銀メダル3個を獲得した。「体も心もつらくなっていくことが多かったが、日本や横浜からの応援が後押ししてくれた。(金メダルを取った)千メートルのスタートラインに立てたのは皆さんの力があってこそだった」と振り返った。

 鍵山選手は同市出身で、星槎国際高校横浜を卒業。在学中にシングルで銀メダル、団体で銅メダルを獲得した。現在は活動拠点を名古屋市に移しており、「横浜でお世話になり、人としても選手としても成長できた。4年後もっといい色のメダルを取って、横浜でいい報告がしたい」とはにかんだ。

 同賞は五輪やパラリンピックで3位までに入賞した選手や、国際大会で優秀な成績を収めた横浜ゆかりのアスリートに贈られる。この日は、山中竹春市長や市スポーツ協会の山口宏会長、市会の高橋正治副議長が出席し、賞状や記念品などを手渡した。

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