映画『世の中にたえて桜のなかりせば』舞台挨拶。「人生に向き合うきっかけになったら嬉しいし」岩本蓮加、初主演作への思いを語る

「乃木坂46」で活躍する岩本蓮加と俳優・宝田明がW主演を務める映画『世の中にたえて桜のなかりせば』。“桜の季節”と“終活”をテーマに、岩本蓮加と宝田明の70歳の年の差コンビが描く心温まるヒューマンドラマとなっている。公開から3週間以上を迎えた4月26日に大ヒット御礼舞台挨拶が、主演の岩本蓮加と監督の三宅伸行を迎え行われた。

公開から3週間が経った本作、岩本は「昔からの友達からも感想の連絡をもらえましたし、メンバーからも観ていて感動したと言ってもらえました。本作に出れて本当に良かったと改めて感じました。」と映画を観た友人たちから感想の連絡をもらえ感激したと語った。

三宅は「見た方が自分の話をしてくれるのが嬉しい。作品が観ていただいたみなさんの中でそれぞれに形づくられているのが嬉しいです。」と観客がそれぞれの本作と自身の思い出を重ねて話ことに喜びを感じたということだ。また、「蓮加さんが演じる咲とともに成長していく姿を観れたのは貴重な体験でした。」と現場で岩本と咲の成長が重なったという。

W主演となった宝田との共演の思い出を聞かれた岩本は「最初は緊張していましたが、宝田さんが何かあるごとにハイタッチをしたり、撮影をするときは腕を組んだり、私が緊張しない空気を作ってくれ、とてもあたたかい方だなと思いました。」と現場での思い出を語った。

三宅は宝田のご霊前にご挨拶に伺ったそうで、その際に奥様から「“撮影から帰った宝田さんは、本当に楽しそうに帰ってこらえた”と伺い、本当に撮影を楽しんで下さっていたんだと知り良かったなと思いました」と明かしました。

最後の挨拶で三宅は「長く上映が続いてほしいなと思っていましたが、上映皆さんのおかげで長く上映していただけています。これからも長く皆さんの心に残っていける作品になったらいいな思っています。本当にありがとうございます。」とコメント、岩本からは「撮影している期間はどのように皆さんに伝わるんだろうと思っていましたが、実際に感想を聞けて、私と同じ気持ちになってくださる方がこんなにたくさんいるんだなと感じました。この作品を見て改めて自分の人生に向き合うきっかけになったら嬉しいし、来年も桜を見てこの作品を思い出してくれると嬉しいです。本当にありがとうございました」と二人からの感謝のコメントで温かい空気の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会 [REPORT:柏木 聡(LOFT/PLUS ONE)]

© 有限会社ルーフトップ