支援が必要な人も安心な避難所 大分

OABではこの春から、「SDGs」、持続可能な17の目標の達成に向けて取り組んでいます。じもっと!OITAでも県内のSDGsに関する取り組みを紹介しています。きょうはこちら。「気候変動に具体的な対策を」

など2つです。

津波発生時に、支援が必要な人も安心できる避難所を設置しました。

臼杵市と臼杵護国神社が、災害時に神社の敷地と建物を使用できる協定を結びました。

臼杵市では、今後30年以内に高い確率で発生すると言われている南海トラフ地震で、最大5・75メートルの津波が市街地を襲うと想定されています。

臼杵護国神社がある臼杵公園は、標高19メートルにあり、津波発生時に市の主要な避難場所として指定されていますが、屋根付きの建物がなく、災害時にはテントを設置して対応することを想定していました。

記者リポート

「こちらの建物ですが、トイレにお風呂、さらに台所もあり普段と変わらない生活を送ることができます」

今回の協定で使えるようになったのが神社の社務所。80平方メートルほどの広さがあり、およそ15人が避難することができます。

臼杵市防災危機管理課 竹尾 幸三課長

「雨風をしのげる場所が無いということを課題に感じていた。そんな中、護国神社から社務所を貸してもいいよという申し出があり、要配慮者の為にお受けした」

臼杵市は、「引き続き避難訓練などを通して、市民1人1人が防災の意識を身に付けてほしい」と話しています。

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