新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、3人の死亡と、10歳未満～90代の男女2850人の感染が新たに確認された。
横浜市で亡くなった80代の女性はクラスター（感染者集団）が発生している有料老人ホームの入所者で、3月1日に発熱し2日に陽性が判明。8日に呼吸が苦しくなったため市内の病院に入院し、4月18日に多臓器不全で亡くなった。同施設では職員15人と入所者64人の計79人が感染し、死者は初めて。
川崎市宮前区に住む80代女性は発熱したため市内の病院で検査を受け、22日に感染が判明。そのまま入院し、26日に死亡した。女性は基礎疾患があった。
横浜市内では大倉山記念病院（港北区）、市内の高齢者施設、放課後キッズクラブ、横浜拘置支所（港南区）で新たなクラスターが認定された。
県は新たに172人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万3413人となった。
