岡山・浅口市の贈収賄事件 入手の単価表 自社ソフト開発に活用か

岡山県の公共工事の単価表をめぐる贈収賄事件で、逮捕された会社員の男が手に入れた単価表を自社のソフト開発に活用していたとみられることがわかりました。

岡山市の積算システム開発販売会社に勤務する池田真治容疑者(57)は、古くからの知り合いだった浅口市金光総合支所産業建設課長の藤原武彦容疑者(55)から公共工事の資材単価を記した単価表を提供してもらう見返りに、16万円相当の商品券を渡した疑いがもたれています。

その後の取材で池田容疑者は、手に入れた情報を自社のソフト開発に活用していたとみられることがわかりました。

浅口市によりますと単価表の閲覧は、建設関係の部署なら誰でも可能で、藤原容疑者は2015年から現在の部署で勤務していたということです。

警察は以前から単価表の情報漏えいがあった可能性があるとみて調べを進めています。

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