メッシも!?スペイン代表だったかもしれない最強ベスト11

2022年W杯のグループステージで日本と戦うことになったスペイン代表。

ここでは、『Transfermarkt』による「スペイン代表でプレーしていたかもしれないベストイレブン」を見てみよう。

第2国籍としてスペインのパスポートを持った選手をまとめたもの。なので、実際にスペイン代表に鞍替えできるかは考慮されていない。

GK:ケイロル・ナバス(PSG)

35歳のコスタリカ代表。21歳で代表デビューすると、これまで100試合に出場してきた世界的守護神だ。

20歳でスペインに移籍すると、レアル・マドリーでもゴールマウスを任された。ラ・リーガではEU圏外枠が限られているため、2014年にスペインのパスポートを取得している。

W杯は2014年と2018年の2大会に出場。ニュージーランドとの大陸間プレーオフに勝てば、今大会で日本と同じグループステージを戦うことになる。

RB:アシュラフ・ハキミ(PSG)

23歳のモロッコ代表。

すさまじいスピードを武器に攻守で貢献する。

モロッコ人の両親のもとにマドリッドで生まれ、レアル・マドリーで育成された選手だ。

まだ若いが、2018年W杯に出場するなど代表経験は豊富。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督からも信頼されており、今W杯では主力としてプレーするはず。

CB:ホセ・ヒメネス(アトレティコ・マドリー)

27歳のウルグアイ代表。

18歳でアトレティコに引き抜かれると、偉大なる先輩ディエゴ・ゴディンの薫陶を受けて、実にウルグアイ人らしいCBに成長した。ディエゴ・シメオネ監督が好む熱さを持った選手でもある。

弱冠18歳でデビューした代表ではここまで76試合に出場。W杯にも2大会に出場している。2016年にスペインのパスポートを取得済み。

CB:リュカ・エルナンデス(バイエルン・ミュンヘン)

26歳のフランス代表。2018年のW杯優勝メンバーでもある。

マルセイユの選手だった父を持ち、フランスで生まれたが、4歳でスペインに移住すると、弟のテオとともにアトレティコ・マドリーで育成された。

2018年にはスペイン代表に鞍替えすると報じられたが、同じ年に22歳にしてフランス代表にデビュー。

5歳当時に父が家族を捨てて家を出て行き、以降は女手ひとつで育てられた経験から、母にはとても感謝しているそう。なお、W杯で優勝しても父からは連絡がなく、もはや絶縁状態のようだ。

LB:テオ・エルナンデス(ミラン)

24歳のフランス代表。前述のリュカの弟である。

兄と同じくアトレティコで育成されると、レンタル先のアラベスでブレイク。レアル・マドリーが契約解除料を支払って、宿敵アトレティコから直接引き抜いた。

レアルでは思ったような出場機会を得られなかったが、移籍したミランでは主力として大活躍。2021年に待望の代表デビューを果たした。

DM:カゼミロ(レアル・マドリー)

30歳のブラジル代表。ジネディーヌ・ジダンからも「モンスター」と寵愛を受けた怪物ボランチだ。

サンパウロでその名を轟かすと、若くしてレアルに引き抜かれた。

19歳でデビューしたブラジル代表では61試合に出場しており、2018年W杯にも出場。リーガではEU圏外選手の枠が限られているため、2019年にスペイン国籍を取得している。

CM:セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(ラツィオ)

27歳のセルビア代表。

サッカー選手の父、バスケットボール選手の母のもとに生まれたスポーツサラブレッドだ。

191cmと大柄だが、トリノでGKとしてプレーする弟のヴァンヤは202cmとさらに長身。兄弟はともにスペイン生まれだが、それは当時父親がスペインでプレーしていたため。

そんな彼は19歳当時にセルビアのスポーツ研究所で受けた空間認識能力のテストで、球技をプレーする全アスリートのなかでトップの結果を叩き出したそう。当時のコーチは「他の誰よりも0.5秒はやく物事を見ていることになり、ピッチ上でもそういう見方ができる」と語っている。

その後、22歳で代表デビューすると、2018年W杯にも出場している。

CM:フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー)

23歳のウルグアイ代表。

カゼミロと同じように若くしてレアルに引き抜かれ、カスティージャで育成された選手だ。

スピードも兼ね備えるエネルギッシュなタイプでレアルの中盤では貴重な存在。彼も2019年にスペイン国籍を取得しており、リーガではEU選手扱いとなった。

ちなみに、市場価値はリオネル・メッシの6000万ユーロ(83億円)を上回る6500万ユーロ(90億円)。

OH:ハメス・ロドリゲス(アル・ラーヤン)

30歳のコロンビア代表。

2014年W杯で世界的にブレイクすると、レアル・マドリーに10番として迎え入れられたイケメンMF。

本人によれば、W杯日本戦で見せた圧巻プレーがレアル移籍の決定打になったそう。

ただ、レアルではカルロ・アンチェロッティには重用されたが、ジダンからは評価されず、最後は喧嘩別れのような形になってしまった。

バイエルンにローンされていた2019年にスペインのパスポートを取得。これでレアルでの地位も向上すると思われたのだが…。

RW:リオネル・メッシ(PSG)

34歳のアルゼンチン代表。

13歳でスペインに移住すると、バルセロナのエースとしてサッカー界を牛耳ってきた。

バルサでは778試合で672ゴールというとてつもない記録を残したが、クラブの財政事情もあり、PSGへと電撃移籍することに。

18歳でデビューした代表では160試合で81ゴールをマーク。ただ、W杯での優勝はまだ果たせていない。35歳を迎える今大会がラストチャンスになりそうだが…。

なお、前述のようにリーガにはEU圏外枠があるため、2005年にスペインのパスポートを取得している。

LW:ヤニック・カラスコ(アトレティコ・マドリー)

28歳のベルギー代表。2018年W杯では日本代表とも対戦している。

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彼はポルトガル人の父とスペイン人の母のもとにベルギーで生まれた選手。彼が幼い頃に父は家を出たため、母が兄弟を育ててくれたそう。

そういったこともあり、アトレティコに移籍した瞬間から流暢なスペイン語を喋ることができていた。

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