大物映画監督 大人気シリーズ第10弾から突然降板

ジャスティン・リン監督が「ワイルド・スピード」シリーズ第10弾となる「ファストX」の監督から降板した。同人気シリーズ5本でこれまでメガホンを握ってきたリンが、2023年5月の公開を目指し、すでに製作が始まっていた新作から突如降板を発表した。

リンは声明で次のように綴っている。

「ユニバーサル社の支持がある中、私は『ファストX』の監督から降板するという難しい決断に至りました。プロデューサーとしてはこの作品に残ります。10年以上、5本の作品に渡り、私達は最高の俳優や最高のスタント、最高のカーチェイスを撮影することができました。そして個人的な話ではありますが、アジア系移民の子供として、映画史上最も多様性のあるシリーズを築き上げることに貢献できたことを誇りに思います。この素晴らしいキャストやクルー、そしてスタジオからの支援、また私を『ワイスピ』ファミリーに迎えてくれたことには一生感謝し続けます」

リンはシリーズ最終作となる3部作に向け、2本の監督を務める予定になっていたが、現在のところ後任については明らかになっていない。

つい先日には、主演のヴィン・ディーゼルが「ファストX」のタイトルを発表すると同時に、製作が始まったことを報告していたところだった。

新作に向けては、ミシェル・ロドリゲスやタイリース・ギブソン、リュダクリス、シャーリーズ・セロンらおなじみの顔ぶれのほか、ブリー・ラーソン、ジェイソン・モモア、カーディ・Bらの出演が予定されている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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