横浜市立学校内トイレで生徒盗撮 男性教諭を懲戒免職 スマホで動画撮影

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は28日、校内の多目的トイレで盗撮を繰り返したとして、市立学校の30代の男性教諭を懲戒免職にした、と発表した。

 市教委によると、男性教諭は2月、3回にわたって校内の多目的トイレの扉の隙間からスマートフォンを差し込み、動画を撮影。その後、県迷惑行為防止条例違反の疑いで県警に逮捕された。トイレの前の廊下で、しゃがんでいる教諭の姿を目撃した別の生徒が学校側に相談し、発覚した。被害生徒は2人で、特定の生徒を対象にしていたわけではないという。男性教諭は市教委の聞き取りに対し「自分の欲望に負けてしまった」と話している。

 古橋正人教職員人事部長は「不祥事防止に取り組む中、極めて遺憾。到底許される行為ではなく、市の教育に対する信用を大きく失墜させた」とコメントした。

© 株式会社神奈川新聞社