海を渡った日本人選手が帰国し、Jリーグで現役を続けるケースが以前より増えてきた。
ここでは、そんな“元海外組”の現役Jリーガーから元日本代表選手に絞り、ちょっと忘れているかもしれない「海外時代のユニフォーム姿」をご紹介したい。
山口蛍(ハノーファー)
ハノーファー96 2015-16 Jako ホーム
現所属クラブ:ヴィッセル神戸
シーズン途中にセレッソ大阪から移籍し、清武弘嗣と酒井宏樹のチームメイトに。2016年1月に公式戦デビューを果たすが、最終的には6試合の出場で退団してC大阪へ復帰となった。
蜂の巣のようなグラフィックが独特なユニフォームは、2部降格というホロ苦い記憶が残る一着である。
槙野智章(ケルン)
1.FCケルン 2011-12 Reebok ホーム
現所属クラブ:ヴィッセル神戸
槙野にとってケルンで2シーズン目のユニフォーム姿。2010年12月にケルンへ入団するが、公式戦出場は10-11シーズン5試合、11-12シーズンは3試合にとどまった。
白を基調のシンプルなユニフォームは、08-09シーズンから続いたReebok製最後のキット。実はさり気なくアシンメトリーデザインである。
金崎夢生(ニュルンベルク)
ニュルンベルク 2012-13 adidas ホーム
現所属クラブ:名古屋グランパス
2013年1月に名古屋グランパスから、清武弘嗣の所属するニュルンベルクへ加入。しかし公式戦は4試合の出場のみでシーズン終了となり、当時ポルトガル2部だったポルティモネンセへ移籍した。
このシーズンのユニフォームは濃淡ボーダーデザインが印象的。中心選手だった清武のイメージが強いユニである。
柿谷曜一朗(バーゼル)
バーゼル 2014-15 adidas ホーム
現所属クラブ:名古屋グランパス
セレッソ大阪から2014年7月にバーゼルへ移籍。1年目は14試合に出場するも定位置確保には至らなかった。2シーズン目はさらに出場機会が激減し、2016年1月に古巣C大阪復帰を果たす。
余談になるが、FCバルセロナのキットカラーはバーゼルの赤青をモデルとしている。
永井謙佑(スタンダール)
スタンダール・リエージュ 2012-13 Joma ホーム
現所属クラブ:FC東京
2013年1月に名古屋グランパスからベルギーの強豪へ移籍。持ち前のスピードを武器にひと暴れを期待したが、残念ながら定位置を確保できず、同年夏に名古屋復帰となった。
当時のキットは細いボーダー柄が少々意外なデザインに思えたが、これは80年代のキットデザインを意識したものと思われる。
松井大輔(ディジョン)
ディジョン 2011-12 Nike ホーム
現所属クラブ:Y.S.C.C.横浜
ル・マン、サンテティエンヌで活躍するもグルノーブル移籍以降は苦難の連続。ロシア帰りで加入したディジョンではほとんど出場機会を得られずに退団となった。その後はいくつかのチームを渡り歩き、現在はY.S.C.C.横浜でフットサル選手との二足の草鞋を履く。
リーグアン初昇格となった記念すべき11-12シーズンのユニフォーム。Nikeのテンプレートがベースだったものの、なかなかの好デザインだった。
宇佐美貴史(アウクスブルク)
アウクスブルク 2016-17 Nike ホーム
現所属クラブ:ガンバ大阪
欧州初挑戦だったバイエルン・ミュンヘンを除けば、ホッフェンハイムやフォルトゥナ・デュッセルドルフ時代に比べ、アウクスブルクでは出場機会も少なくユニ姿の印象も薄い。
アウクスブルクはエンブレムのデザインが独特だが、これはホームタウン(アウクスブルク市)の紋章をほぼそのまま使用している。
大津祐樹(ボルシアMG)
ボルシア・メンヒェングラートバッハ 2011-12 Lotto ホーム
現所属クラブ:ジュビロ磐田
2011年夏に柏レイソルからドイツの古豪ボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍。しかしトップチームでは3試合の出場でシーズン終了となった。翌シーズンはオランダのVVVでプレーしたが、大津の海外時代は圧倒的にVVVという印象である。
ラウンドネックがレトロな雰囲気を醸し出すユニフォームは、10-11シーズンからの継続使用だった。
宮市亮(ウィガン)
ウィガン・アスレティック 2012-13 Mi-Fit ホーム
現所属クラブ:横浜F・マリノス
今季は横浜F・マリノスで復活の兆しを見せる宮市。海外時代は常にケガとの戦いという印象だったが、とりわけウィガン時代は2度の負傷離脱という厳しい経験をしている。ウィガンでのリーグ戦出場は4試合(全公式戦では7試合)。
このシーズンはクラシックなストライプ柄のユニフォーム。サプライヤーはMi-Fitという点が珍しい。
家長昭博(マジョルカ)
マジョルカ 2010-11 Macron ホーム
現所属クラブ:川崎フロンターレ
2010年12月にマジョルカへ移籍した家長。10-11シーズンはトータル14試合に出場したが、11-12シーズンは出場数が激減。プレー機会を求めて12年2月に蔚山現代(韓国)へ移籍した。
10-11シーズンのユニフォームの右胸には、クラブの1部初昇格(1960-61シーズン)から50周年を記念したロゴを付けている。
家長の在籍2シーズン目だった2011-12アウェイユニフォームは「Qoly × LFB Vintage」で入手可能だ。