横浜や相模原など5市町でひったくり相次ぐ オートバイ使い 同一犯か

神奈川県警本部

 横浜、相模原、大和など神奈川県内5市町で26~27日、オートバイを使ったひったくり事件が5件発生した。13~23日には、県内8市で計21件のひったくり事件(未遂を含む)が発生している。県警は追い抜きざまに窃取する手口や目撃情報などから、同一犯とみて捜査している。

 県警捜査3課によると、26日午前4時50分ごろ、大和市中央7丁目の歩道で、歩いていた団体職員の男性(72)=同市=が、後方から走行してきたオートバイの運転手に現金約11万円などが入ったトートバッグをひったくられた。約30分後、約4キロ離れた横浜市瀬谷区三ツ境の路上で、自転車の男性会社員(55)=同区=が、前かごのビジネスバッグをひったくられた。

 翌27日午後4時45分ごろには、相模原市中央区緑が丘1丁目の歩道で、非常勤職員の男性(49)=同市南区=が自転車の前かごに入れたリュックサックを窃取されたほか、約1時間後には、藤沢市石川の路上で男性会社員(62)=大和市=が、寒川町宮山の歩道では別の男性会社員(49)=東京都三鷹市=が相次いでリュックサックやビジネスバッグをひったくられた。

 県警によると、オートバイはスクータータイプで、犯人はフルフェースのヘルメットを着用していた。

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